こんにちは、にゃんぴです。
某フリマアプリで購入したナイロンジャケット。袖口のゴムが伸びきっていて、腕まくりが出来ずに不便でした。服のリフォーム専門店だと新品を購入できる額になので自分でゴム交換をすることにしました。
某フリマアプリにて、出品者にゴム伸び劣化等がないか確認を取って購入したジャケット。届いてみると袖口ゴムが伸びきっていました。
素人の個人出品ですから、このようなトラブルは少なくないのですが捨てるには勿体ない。
ということで、裁縫技術が小学生レベルの管理人がゴム交換に挑戦してみました。
ナイロンジャケットの袖口ゴムの状態
こんな状態でした。
袖口のゴムが完全に伸びきっています。
着用すると袖余りになります。これでは水仕事などで袖をまくれず不便。
自分でゴム交換を出来るか袖口を確認しましたが、ゴム通し口が見当たらず。
これは…縫い目を解くか生地を断ち切るか…
ナイロン生地は穴を開けるとそこから解れて割け目が広がるので扱いが難しい。
裁縫ド素人なのでリスクも想像でしかないが、仕上がりが綺麗そうな「縫い目を解く」方法にしました。
使用する材料・道具
縫い糸
平ゴム
糸切りはさみ
紐・ゴム通し
縫い針
あると便利なのは
リッパー
いざ!袖口のゴム交換
作業工程
交換用の袖口ゴム、必要な長さを準備
袖口の縫い目を解く
古ゴムを取り出し新ゴムに入れ替える
平ゴムの縫い代を重ねて縫い合わす
袖口を縫って閉じる
以上の流れで完成です!
交換用の袖口ゴム、必要な長さを準備
まず下準備として平ゴムを必要な長さにカットしておきます。
平ゴムのパッケージ裏面に「使用サイズの70~80%を目安にご使用ください。」の説明書きがありました。
手首回りの長さ × 0.7 ~ 0.8 + 縫い代3cm
で必要なゴムの長さを計算します。
ナイロンジャケットLサイズの袖口の幅は15cm。つまり手首回りは30cm なので【30cm × 0.7 + 3cm】で24cm の平ゴムを2本とりました。3cmは縫い代です。中に入っているゴムも3cm程縫い代を取っているようなので倣いました。
【30cm × 0.7 + 3cm】= 24cm ゴムを2本
袖口の縫い目を解く
ゴムの縫い代が袖口綴じ目と一緒に縫い込まれていました。ゴムのよじれ防止でしょうかね。
とにかく、ナイロンに穴を開けないよう丁寧に一本ずつ縫い糸を断ち切ります。
裏面だけではゴム通し穴が小さすぎるので表面まで縫い糸を断ち切りました。
ニッパーだと糸切りはさみより早く断ち切れると思いニッパーに切り換えた矢先、ナイロン生地に穴を開けてしまいました。素人あるある。
古ゴムを取り出し新ゴムに入れ替える
隙間から古いゴムを取り出します。
▼黒ゴム2本が古いゴム、白ゴムが新しいゴムです。明らかに伸びきっていてゴムの役割を果たしていません。
古いゴムを取り出したら、ゴム通しに新しいゴムをセットして袖口に通します。
平ゴムの縫い代を重ねて縫い合わす
ゴムがねじれないように袖回りを一周させたら、ゴムの縫い代を重ねて縫い合わせます。
古いゴムはZ状に縫われていたので、差し替えるゴムも倣ってZ状に縫い合わせました。
袖口を縫って閉じる
再度ゴムのよじれが無いか確認したら袖口を縫い合わせていきます。
大雑把なまつり縫いですが、縫えていれば良しとします。
右袖が終わった段階で左右の袖口を比較してみました。
右袖幅が約11cmに対して左袖幅は約14cmほど。
同作業工程で左袖ゴムも交換し完成しました。
完成
after Before
裁縫の知識・技術が小中学生レベルのド素人ですが、なんとか形になったと思います。
これで袖余り問題が解決しました。腕まくりもできるので着用の機会が増えそうです。
縫い目を断ち切った事で袖がボロボロにならないか心配でしたが、今のところは特に問題なく着れています。
玉止めがグチャクチャに絡んだり、生地に穴を開けたり、ド素人全開のリフォームでしたが、思ったよりキレイに仕上がったので満足です。
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