世界中で【おやつ】や【おつまみ】として親しまれているチョコレート。
近年、美容健康志向が高まり大人向けのチョコレートが次々と誕生していますよね。
今回はそんな美容健康を意識したチョコレートを紹介したいと思います。
日本のチョコレート歴史 ~超簡略化~
チョコレートの原料であるカカオ。
その原産地は中南米で、紀元前2000年のオルメカ文明でカカオが利用されていた痕跡が見つかっています。
それから、1500年頃にコロンブスさんがカカオと出会い、持ち帰り、健康飲料としてココアがヨーロッパで親しまれてきました。
1800年頃、ようやく日本にもチョコレートが伝わります。
日本にチョコレートが伝わったのは江戸時代。
海外交易の窓口・長崎にチョコレートが伝わった記録がある。
その記録には、遊女がオランダ人から『チョコレートを貰った』という届け出が記載されている。
1800年頃、長崎では「異国珍味のチョコレート」の存在が庶民の耳に届くほど広まっていたようだ。実際にチョコレートを口にすることが出来たのは色町のごく一部のお偉いさんなど極一部だったのでしょうけど。
貰い受けたチョコを届け出ずこっそり隠し持つ遊女がいて・・・遊女さんの間でチョコ水泥な争いが勃発し、それはもう壮絶だったろうな・・・と妄想してみたり。
貴重なチョコレートが国内で普及しだしたのが1870年頃(明治時代)になってから。
1900年頃に、森永製菓さん・不二家さん・芥川製菓さん・明治さんが次々とチョコレートの製造販売を開始。
チョコレートの製造方法が家内生産から工場生産へ移り変わりチョコレートの輸入量増加。そして現代に至る。
チョコレートを普及させた先人に申し訳ないくらい大雑把な歴史でした(正確な歴史については日本チョコレート・ココア協会のHPへ)。
チョコレートの種類
幼少期に駄菓子屋さんで狂ったように買っていたチョコレートがチロルチョコミルク味。箱買いする程大好きでした。
他にもセコイヤチョコレートやチョコボール(キャラメル)、マーブルチョコ、パイの実、コアラのマーチ、プッカ、ポッキー等・・・チョコ菓子は挙げるときりがない。
そんな種類豊富なチョコ菓子ですが、カカオや他材料の組み合わせで4種に分類されることをご存じでしょうか?
チョコレートの主な原材料は【カカオマス、カカオバター、砂糖】。
配合バランスや他食材の配合率によって
チョコレート | ミニビット、メルティーキッス、 明治マカダミアチョコ、キットカット、 ラミー ・・・他 |
チョコレート菓子 | ビッテ、ホルン、ポッキー、 プッカ、ロカボナッツチョコ、 スニッカーズ ・・・他 |
準チョコレート | チョコカルシュー、小枝、ベイク、 セコイヤチョコ、チョコピーナッツ、 ブラックサンダー ・・・他 |
準チョコレート菓子 | チョコボール、パイの実、トッポ、 ビックリマンチョコ ・・・他 |
の4種類に分類されます。
ご覧の通り、どの種類に分類されようとチョコ菓子はどれも美味しいですよね。
人生一度きり。自分が美味しいと感じたものを好きなように選択して食べるのがストレスフリーで身体に良い。と思いますが・・・
美味しくて美容健康にも良いチョコレートがあれば一石二鳥です!
今回はこの分類のなかの【チョコレート】に絞り、【美容健康】に配慮された製品をピックアップします。
太りやすいチョコレートとは?
チョコレートは、フレーバーによって太りやすさが違います。
最も太りやすい順から並べると以下のようになります。
太りやすい↑
太りにくい↓ | ホワイトチョコレート |
ミルクチョコレート | |
ビターチョコレート |
太りやすさは、チョコレートの原材料・カカオマスの含有量で左右されます。
カカオマス | ||
↓搾油 | ↓ | |
ココアバター | ↓ | |
↓ブレンド | ↓ブレンド | |
砂糖 乳原料 ココアバター | 砂糖 乳原料 カカオマス ココアバター | 砂糖 カカオマス ココアバター |
↓ | ↓ | ↓ |
ホワイトチョコレート | ミルクチョコレート | ビターチョコレート |
ミルクとビターは食物繊維入りのカカオマスペーストを使用するのに対し、ホワイトはカカオマスを絞ったココアバター(油分)が主原料。
カカオマスに含まれる食物繊維は、腸で吸収される糖質の量を抑える働きをしてくれますが、ホワイトチョコレートはカカオマスを絞った油分に砂糖をブレンドしているので、チョコレートの中で最も【太りやすい】フレーバーという結果に。
ここから、健康を考えたチョコレートを選択するならカカオマス多めのビターチョコレートに絞られます。
高カカオチョコレートのメリット
先に述べた通り、チョコレートの原材料は食物繊維を含むカカオマスが多いほど太りにくいことが分かりましたが・・・高カカオチョコレートは他にも嬉しいメリットがあります。
それは、カカオ豆由来の【ポリフェノール】です。
カカオポリフェノールは強力な抗酸化作用があり、血液をサラサラにし血管の「錆び」を抑える効果があるそうです。
更に、インスリン抵抗性を低くするという実験結果もあり、高カカオチョコレートを食べる事で肝機能の改善も期待されます。
高カカオチョコレートは【食物繊維】と【カカオポリフェノール】が豊富に含まれていて美容健康に良いということですね。
ズボラさんにぴったり!食習慣改善
日ごろの不摂生で糖尿病や内臓系の病に罹患しているのではないか、とおびえる筆者。
高カカオチョコレートが美容健康に良いというのはなんとなく理解したけれど、実際のところはどうなの?メカニズムを具体的に知りたい!
と思い、高カカオチョコレートの効果について書かれている【肝臓専門医の栗原毅先生】の著書を数冊読んでみました。
どの本も【高カカオチョコレートの効果】を科学的エビデンスに基づいて分かりやすく解説してくれています。
無理なく食生活を健康的に改善するコツは、1日25gの高カカオチョコレート。高カカオチョコレートはおいしく食べられる上に、さまざまな健康パワーを秘めています。「免疫力強化」「認知症予防」「便秘・便臭改善」など高カカオチョコの健康効果のほどを科学的なエビデンスに基づいて
引用:https://amzn.to/3wX0kVc
「アレルギーから心の病気まで、チョコレートにはこんなにさまざまな健康効果が」
/【高血圧】【動脈硬化】【がん】【ストレス】【リラックス効果】【うつ】【脳の老化防止】【寿命延長】【肥満予防】【歯周病】【更年期障害】【冷え症】【紫外線】etc.引用:https://amzn.to/3CpvUMz
タイトルや目次だけ見るとステマ感満載でにわかに信じがたいですが、実際に手に取って読んでみると高カカオチョコレートの効果に納得しました。
極端に言えば高カカオチョコレートは【漢方薬】に分類されるのかも。漢方薬そのものが自然界に存在する鉱物・動植物の生薬成分から成っているので間違いでもないかな?
最近、生活習慣病と思しき症状が出てきて健康が気になる・・・けれど甘いものが好きだからついついお菓子を食べてしまう・・・そんなズボラ筆者にもってこいのお菓子が「高カカオチョコレート」。
栗原先生曰く、1日の摂取目安は25g。
食前に効果カカオチョコを1~2個食べてから食事を摂ります。
食事は、食物繊維 → 蛋白質 → 炭水化物の順に味わいながらゆっくりと食べます。炭水化物を口にする頃にはお腹が満たされているので炭水化物の量を少し減らし糖質の過剰摂取を防げます。
美味しいチョコレートを食べながらダイエットも出来て胃腸も労わることが出来るなんて最高です!これなら長続きするに決まっていますよね。
オススメの高カカオチョコレート
健康効果があるのなら高カカオほど効果も高いのか?というと、それほど効果に大差ないそうです。
そんなに差がないとなると、苦くて食べにくいカカオ分90%を無理して食べることも無いですね。
美容健康を意識して食べるなら「カカオ分70%以上」のものであればOK。
美味しく食べられる方が食習慣に取り入れやすいし、他のお菓子に飛びつく事を防げそう。
ということで、カカオ分70%以上で美味しく食べやすかった高カカオチョコレートを紹介します。
明治 ザ・チョコレートベネズエラカカオ70 50g(16.7g×3枚)
2016年9月発売の「明治 ザ・チョコレート」シリーズ。
ココア豆の産地によるフレーバーの違いを楽しめる、本格的なビターチョコレートとして大ヒット。
全種食べ比べてみましたが、個人的にはベネズエラ産カカオの香りと後味が好みでした。
パッケージ・小包装・板チョコのスリットまで細部にわたってオシャレなので、目で見て楽しむ満足感も得られます。
森永製菓 カレ・ド・ショコラ<カカオ70> 21枚×6個
オレンジ色のパッケージの「フレンチミルク」を狂ったように食べていました。口溶け滑らかで濃厚なミルクの味わいが癖になる。
が、今後は美容健康を意識して高カカオ一択。雑味のないビターチョコレートなので、すっきりとした後味で食べやすい。
カカオ分70%のアーモンド入りもあります。アーモンドもタンパク質が豊富で美容健康に良いのでWで美味しいとこどりのチョコレートです。
明治 チョコレート効果カカオ72%
筆者が現在食べ続けているのはこちらのチョコレート効果です。
1個5gなので1日の摂取量計算やカロリー調整がしやすいのがポイント。
5gなので多すぎず、少なすぎず、適度なサイズ感です。
味も程よく甘く、ビターの苦味がほんのり香るのでとても食べやすい。
チョコ屋 カカオ70% ノンシュガー チョコレート ハイカカオチョコレート
高カカオチョコレートにも「砂糖」が入っているのですが、こちらは砂糖が気になる方向けの「ノンシュガー高カカオチョコレート」です。
ココアバター以外の代用脂を使用していないクーベルチュールチョコでノンシュガー(天然甘味料使用)なので高品質だと思います。ただし、珍しいチョコなのでそのお手間分がお値段に反映されているのがデメリット。
天然甘味料マルチトールを使用しているので、人によっては食味や後味が気になるかもしれません。万人受けするチョコレートではありませんが、糖質が気になるけれどチョコレートを食べたい方におすすめのチョコレートです。
コストコでお得に!チョコレート効果カカオ72%
品名:明治 チョコレート効果カカオ72%
品番:16097
店舗購入価格:2,928円(税込)※2021年7月時点
内容量:標準47枚入り×6袋(内容量1410g)
スーパー等で購入できるチョコレート効果の大袋は特売でも1袋600円ほどします。
コストコで買えるチョコレート効果はその大袋と同程度の袋が6袋入ったものになります。
1袋500円程なので近所のスーパーで購入するよりは断然お得です。
1枚5gで28㎉。
一日の摂取目安が25gなので、5枚で140㎉。
カカオポリフェノールは1枚127mg。
因みに、カカオ86%と95%のカカオポリフェノールは下記画像の通りです。
まとめ
高カカオチョコは、食物繊維やポリフェノールの栄養成分が豊富ですが、一方、脂肪やカフェインも2~4倍含まれています。
何でもバランスが大事・・・食べ過ぎ注意です。
ということで、最近では、食前にチョコレート効果を食べてから野菜→蛋白質→炭水化物の順番にゆっくり食べるように心がけています。
少しでも体調不良が改善されることを期待して、美味しいチョコを食べながらダイエットしつつ内蔵を労わりたいと思います。
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