こんにちは、にゃんぴです。
普段は車移動がメーンですが、時々ANAやJALで旅行に出かけます。今回は、節約旅行ということで人生初・格安航空会社(LCC)のピーチを利用することに。そこで発生した疑問や不安点をここに記録します。人生初のピーチ利用で同じ思いをされている方の問題解決に役立てれば幸いです。
ピーチ利用経験者から「厳しい、シビアだ」と噂は小耳に挟んでいたので、粗忽者の筆者は何かやらかしてしまわないか心配で出発準備も大変でした。
何とか無事に搭乗できましたが、今回筆者が疑問に感じた「搭乗手順」や「手荷物」について、今後のための忘備録としてここに残します。
格安航空会社 Peach(ピーチ)のチケットを購入
ピーチ公式サイトから、シンプルピーチの座席指定・受託手荷物無しで往復便を購入。
考えてみれば機内持ち込み手荷物が合計7㎏というと、女性の3泊4日冬旅には少々きわどいライン。
荷造りしながら「受託手荷物を追加しておけば良かった」と後悔しましたが、最安値で利用したい意地から荷物を頑張って減らすことにしました。
ところが、どうあがいても7kg以内に収まらない!
結局、突然の欠航により振替処理を行う事となったので、その手続きのついでに受託手荷物を1個追加し、機内持ち込み手荷物が1個と受託手荷物が1個という形になりました。
受託手荷物は、当日に窓口変更するより事前にインターネットから追加変更した方が安く済みます。
機内持込荷物について
旅行の荷物は全て機内持ち込みに決めていたので、機内に持ち込めるものを確認しながら荷造りを始めました。
ここで生じた疑問点は
手荷物と身の回りのもののサイズに違いはあるのか?
保安検査場通過後、お土産を購入した場合は?
モバイルバッテリーは持ち込めるのか?
水筒は持ち込めるのか?
の以上4点です。
手荷物と身の回りのもののサイズ
ピーチの場合、機内持ち込み手荷物の荷物サイズは
40cm×50cm×25㎝内で3辺合計115cm以内の手荷物
身の回りのもの
の2個・合計7kg以内となっています。
「身の回りのもの」は、ハンドバッグやリュック、小物(傘やカメラなど)も手荷物1個としてカウントされます。
その「身の回りのもの」にサイズの決まりはあるのかピーチに問い合わせたところ・・・身の回りのものも機内持ち込みサイズ「3辺が40㎝・50㎝・25㎝以内で3辺合計115㎝以内」であれば良い、との回答を頂きました。
つまり「3辺が40cm・50cm・25㎝内で合計115㎝以内」の手荷物を2個、合計7kg以内であれば機内持ち込み可能ということ。
だからと言って限界サイズの荷物を2個持ち込んでしまうと、自分の荷物だけで上棚を占領してしまうことになります。他客への配慮を忘れず片方は前方座席下に収納できるようなサイズにするのがベターかと思います。
保安検査場通過後にお土産を購入した場合
保安検査場を通過した後に出発ロビー(クリーンルーム)にて購入したお土産なども手荷物としてカウントされます。
出発ロビーでお土産等の購入を検討されている方は手荷物個数・重量共に制限オーバーしないよう注意が必要です。
ちなみに、重量オーバーしていそうな場合には、搭乗ゲートにて声掛けされて重量チェックが入ることがあるようです。もしオーバーしていた場合は、乗務員さんに荷物を預けて受託手荷物手数料を支払います。節約のはずが大きく損をしてしまうので、荷物個数・重量にはゆとりがあると良いですね。
モバイルバッテリーは持ち込めるのか?
ここでは、筆者が持参したコストコ購入の「GIGASTONE ワイヤレスチャージ対応モバイルバッテリー」で話を進めます。
こちらのモバイルバッテリー。ワット時定格量は25Wh程度だったので【機内持ち込み可能/お預け不可】という結果に。
ついでに、Powerbeats Pro 完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースも持ち込みましたが、こちらも特に問題ありませんでした。
中身の入った魔法瓶(水筒)は持ち込めるのか
保温機能の高い「魔法瓶」で温かいコーヒーを飲むのが好きなので今回も持ち歩く気満々でしたが、万が一持込不可なら愛用水筒を捨てることになるのでピーチに問い合わせてみました。
結果、水筒のサイズ・容量問わず機内持込可との回答を頂きました。
実際に持ち込んでみたところ、保安検査場にて水筒の中身が危険物でないことを証明するためにその場で一口飲むように指示され中身のチェックを受けました。
水筒持ち込みで不安要素の一つでもあった「気圧変化による噴きこぼれ」。未開封のペットボトルと違い開封済み状態の水筒は飛行中に噴きこぼれる可能性があるようです。水筒の蓋を弛めて前方座席下の荷物に収納し漏れ対策をしました。
往復予約した場合のフライトの振替・払い戻し
フライト予定の1週間前にe-mailで「欠航通知」が届きました。慌てて日程調整をして、往路は日時振替、帰路は払い戻しで手続きをすることに。
ピーチマイページから1区間目の往路を日付変更し無事に振替完了。次に、2区間目の復路を払い戻し処理しようとしたら何をしても「エラー」になってしまう・・・。
手続きのやり方が悪かったのかと思い調べてみましたが、一区間ごと処理をするよう記載があり、こちら側の操作に間違いはないようでした。
困り果て再びピーチに問い合わせると「すでに往路の振替処理をされているので、復路についてはご自身でWEB上にて変更することは出来なくなっています」との返事。
どうやら筆者の希望する手続きは「WEBサイトにて出来ないこと」に該当する手続きだったようで、コンタクトセンターの方で払い戻し処理をすることになり、無事に往路振替・復路払い戻しの処理が完了しました。
出発前のドタバタで先行き不安でしたが、何はともあれ一件落着。
フライト当日
1秒でも手続きが遅れれば搭乗不可となるため早めに空港へ向かいました。まだ誰もおらず一番乗りだった模様。
せっかくなのでピーチカウンター前に設置されている測定器で手荷物のサイズや重量を確認。
身の回りの手荷物は重量3kg程度。財布とモバイルバッテリー、折り畳みトートバッグに水筒程度で3kg・・・
機内持ち込みの「身の回りのもの」はキップリングのショルダーバッグにしました。
サイズが約横33cm×縦24cm×幅16.5cm、重量は約550gで比較的軽いショルダーバッグです。
それが3kgもあるということは、機内持ち込み手荷物7kg制限は筆者にはハードルが高すぎたようです・・・
自動チェックイン時、座席指定をしないとどうなるか
前日に空席状況を確認してみました。
中央より前のスマートシートや窓際のプレジャーシートは座席指定されていて埋まっています。中央より後のスタンダードシートは空席が目立っていました。シンプルピーチでチケットを購入された方は座席指定されない方が多いようです。
では、座席指定をしないでフライト当日にチェックインをするとどうなるのか。
自動チェックインの際に、スタンダードシートのある中央列あたりから後方列にむけて座席ABCDEFの順に機械的に割り振られるようです。
筆者の時は、比較的早めに自動チェックインしたからか分かりませんが、中央列付近の通路側に割り振られました。
受託手荷物を預ける
フライト予定時刻の2時間前。
いつの間にかピーチのカウンターが受託手荷物の受付を開始し、自動チェックイン機にも列が出来始めました。慌てて自分も自動チェックインを済ませ受託手荷物を預けることに。
受託手荷物は予想通り10kg程度。
重量測定が終わると受託手荷物にタグが取り付けられ、その控えを頂いたら受託手荷物を持って向かい側のANAカウンターに移動し、手荷物をX線検査装置へ通しました。(中部国際空港の場合)
検査員から「OKです」の一言を頂き受託荷物とはここでお別れ。そのまま保安検査場へ。
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保安検査通過から搭乗まで
身の回りの手荷物(機内持ち込み手荷物)を持って保安検査場へ。
水筒、電子機器は鞄から出し、上着も脱いでカゴに置いたら自身も荷物も検査ゲートをくぐる。水筒もモバイルバッテリー、フルワイヤレスイヤホン充電器も自分自身も問題なく検査を通過。
ここまでの一連の流れ(自動チェックイン、受託手荷物の受付、保安検査場通過)まで約1時間掛かりました。
搭乗ゲート前に待機する時間がフライト予定時刻の20分前までなので残り40分を切ったところ。出発ロビーでゆっくりとお土産選びをする時間無し。
フライト時刻25分前頃に搭乗時間や順番などについてのアナウンスがあったので、保安検査場通過後ゲート前に直行待機していて正解でした。
搭乗時間でアナウンスで声掛けされた座席順に搭乗。この時、搭乗ゲートで荷物重量チェックの声掛けをされている人もいるようです。
手荷物が頭上の棚に入らなかったら・・・
搭乗後、機内の上棚に荷物が入りきらない人も何名かいました。
荷物を見るに、どこかの辺が規定サイズからはみだしているようでした。その方たちは客室乗務員さんに手荷物を預けていたので、おそらく受託荷物手数料が発生しているのではないかと思います。
勘違いしてしまいがちですが、
3辺が110㎝以内になれば良い
のではなく、
3辺が40cm・50cm・25㎝以内であれば良い
という事です。
チェックイン時にカウンター前のサイズ重量の測定器で手荷物が規定内かどうか事前確認しておくと搭乗がスムーズになります。
定刻通りのフライト、乗り心地は・・・
前日の空席確認では、スタンダードシートの空席が目立っていたのですが、いざ搭乗してみると全席満席でした。
座席は「狭い」と聞いていましたが、座席間や乗り心地は軽自動車のようで悪くなかったです。むしろ、ほぼ立ち姿勢のような狭い座席をイメージしていたので広く感じたくらいです。
乗客は7割方が20~30代の若年層で、特にスタンダードシートはおひとり様が多いようです。筆者も一人旅だったので周囲の目を気にする必要が無く居心地が良かったです。
客室乗務員さんの雰囲気も素晴らしい。丁寧な動作に落ち着いた安心感のある声掛け。飛行機が苦手な方も心を落ち着かせて乗ることが出来たと思います。
外を眺めているとあっという間に目的地到着。風がやや強く轟音と共に機体がガタガタ揺れましたが、跳ねることなく着陸し定刻通りに到着。おかげさまでその後も旅行計画通りの日程で旅を続けることができました。
まとめ
車移動がメーンの筆者にとって不慣れな飛行機の旅は常に不安がつきまといました。筆者と同じ疑問を抱いた方がこちらのブログで少しでも問題解決のヒントを掴めれば嬉しいです。
初めて格安航空会社ピーチに乗りましたが、内容としては飲み物が出ないことと手荷物7kg制限以外は他の航空会社と大きな違いは無かったように思います。
気になった点を強いてあげるならコスト削減の影響からか【不親切】なところです。
お膳立ては日本特有の客への手厚いサービス文化かもしれませんが、自分から情報を探しださないとたどり着けない仕組みは筆者のような情報弱者には不親切と思った次第です。
それ以外は大変満足です。自分にとって必要なサービスのみを取捨選択できて、電車に乗る様な感覚で気軽に利用できるのがLCCピーチの魅力ですね。
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